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Q21.私は中学1年生の時に母親を亡くしました。父親の顔を今までみた事がありません。私には身内が居ないので 友達の家で暮らしています。毎日、毎日お酒とタバコの生活。私には何も誇れるモノがありません。これからの道が不安で仕方がないです。何度も何度もくじけそうになります。(15歳 女性)

メールくれてありがとう。

僕が到底知ることも、予想することもできないくらいの悲しみ、寂しさ、

怒り、悔しさ、色んな思いを心に抱いてるんだと思う。

今日を生きてくれているだろうか。

周りに手を差し伸べてくれる人はいるんだろうか。

正直、すごく心配です。



あなたの祝福を祈りながら、長くなるかもしれないけど、
ある子の話しをさせてほしいと思う。



ある女の子の話し。その子は3歳の時に目の病気になってしまった。5歳のときにはほとんど視力はなくなっていたそうだ。家はすごく貧しかった。9歳のときにお母さんを病気で亡くすんだ。お父さんはというとアルコール依存症で家庭の責任を放棄した。唯一の弟も結核という病気だった。弟と一緒に親族の家を転々とさせられ、10歳のときに施設に入れられることになる。だけど弟はその施設で死んでしまうんだ。天涯孤独になり、目の病気もさらに悪くなり、緊急型精神分裂病という精神病にかかった彼女は精神病棟に入れられる。一番奥の、日もあたらない病棟に閉鎖され、みるみる生きる力を失っていった。食べる気力もなく、ただ死ぬのを待つばかりだった。

その病棟に1人のお掃除おばちゃんがいた。おばちゃんはご飯が配給されても全く食べようとしない彼女をみて「こんなに若いのにもう生きる気力をなくして、どうしたんだろう」と心配に思ったんだんだって。おばちゃんは一つのことを始めたんだ。毎日、その掃除用のほうきで、彼女をチョンチョンってつつきながら「大丈夫かい?ご飯食べなさい。元気がでるよ。」って声をかけ始めた。それから毎日声をかけたんだって。声をかけても返事はない。2日たっても、3日たっても変らない。でも、4日たったときに、少しだけ食べた形跡があったんだ。それからおばちゃんはさらに「あなたのこと見守ってるよ。見捨てないよ。応援してるよ。」って声をかけ続けた。1ヶ月たち、2ヶ月たち、半年がたち、1年がたった。おばちゃんは決してその病気で生きる気力を無くした女の子を見捨てずにほうきでチョンチョンってつつきながら声をかけ続けたんだ。実は、そんな彼女は14歳のときに病院を出て、学校へいくことになるんだ。生きる希望を取り戻して、もう一度人生を歩みはじめたんだ。彼女が20歳になったとき、ある目と耳が不自由な子供の家庭教師をすることになるんだ。その子の生徒の名前はヘレンケラー。つまりその生きる力を無くして死ぬばかりだった女の子はサリバン先生だったんだ。

聞いたことあるかな?ヘレンケラーは世界中が知る奇跡の人だ。でも、ヘレンケラー以上に評価されている「もっとも素晴らしい教育者」と絶賛されているのがこのアン・サリバンという人だったんだ。彼女は特別な訓練を受けた人じゃない。家庭の温かさなど知らずに育った子だった。むしろサリバン先生はかつて、病気で、生きる気力も全くない、なにも誇るものなど無い子だった。でも、お掃除おばちゃんという「決して見捨てない存在」に出会ったことで彼女の人生は変わったんだ。



一つだけ知ってほしいことがあります。

俺たちにもその「決して見捨てない存在」がいるってこと。



「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」ヘブル13:5



あなたがどんな状況、環境にいるかではなく、今どんな姿になっているかも関係ない。
あなたの存在そのものを見捨てたりしない神様がいること、俺は命をかけて保証します。
俺の人生はこの存在を知って本当に変えられた。どうか心を開いてほしい。
最後でもいいから信頼してほしい。あなたは愛されています。
希望に満ちて生きていく人生を与えてくれます。

いつでもメールください。
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